2014年11月09日
お大事に、お大事に
待合室の長椅子で封を切る。手書きの手紙だ。中島みゆきさんと同じく、私も手書きの手紙が大好きで、温かい気持ちになる。
後から来た親子が隣に腰掛ける。女の子は私に微笑むと、持っていた絵本を声を出して読み始めた。ウサギの出る物語を、ミッフィのような声で。
手術をするかしないかは、もう私が決めるしかないそうだ。あれこれ思いを巡らせていると焦燥感に苛まれる。
そんな私を、手書きの手紙と女の子の声が、優しさに包み込んでくれた。
この子はどんな病気なのだろうか、、、。どうか重い病でありませんように。
Posted by バタヤン at 23:19